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塗床には施工に理想的な環境があり、水分量・湿度・気温が施工に適していない場合、さまざまなリスクが生じる可能性もがあります。環境により起こり得るリスクについて見ていきましょう。
塗床の施工場所が水分量の多い環境の場合、水分により塗膜が膨れてデコボコができてしまうことがあります。水分量の多い床材の上に塗料を塗ると、乾いた後に下に含まれる水分が塗膜を押し上げてしまうためです。
塗膜は空気や水が抜けるための孔がない膜なので、塗膜の下にある水分は逃げ場がなくなり膨れが生じてしまいます。
参考元:JSTAGE【PDF】(https://www.jstage.jst.go.jp/article/finex/2013/0/2013_18/_pdf)
水分が多い環境では塗膜が膨れるだけでなく、塗料の密着度も低くなるため塗膜が剥がれやすい状態になります。床材に水分が多く含まれているということは、床材と塗料が直接接着されないということと同じだと考えられます。
水分を含む床材に塗料を塗ると密着度が低くなり接着不良が起きたり、剥がれやすくなったりすることがリスクです。
参考元:JSTAGE【PDF】(https://www.jstage.jst.go.jp/article/aijs/79/697/79_349/_pdf/-char/ja)
湿度が高い環境で塗床の施工を行うと、完成時の塗膜の品質が低下することがリスクとして考えられます。塗床では湿度80%以上の環境では施工不可とされますが、その理由は塗膜の艶が失われたり、色が斑になってしまったり、白化したりする可能性が高まるからです。
塗膜が乾燥していない状態で水滴が付着すると、塗膜表面にある小さな凹凸ができてしまい、光を反射させにくくなります。湿度の高い環境では塗料が乾きにくく、かつ結露が発生しにくくなるため、湿度の高い環境での施工はリスクをはらみます。
参考元:寒地土木研究所【PDF】(https://thesis.ceri.go.jp/db/files/0001707020.pdf)
気温が5℃以下の環境で塗床施工を行うと、仕上がった塗膜の品質が低下する危険性があります。たとえば塗膜が正常に完成しなかったり、白化したり、密着度が低くなったり、変色が見られたりなどが起こり得ることに注意しましょう。
5℃以下の環境では塗料の乾きが遅く、未乾燥のままの塗膜に水分の影響が加わることで品質低下につながります。特に気温が低くなる夜間に結露や霧などが発生する場合、気温による塗膜品質低下のリスクがさらに高まるでしょう。
参考元:日本特殊塗料株式会社【PDF】(https://www2.nttoryo.co.jp/dcms_media/other/yu_takku_supa_f_hado_n.pdf)
施工自体のリスクではありませんが、気温が低い環境で塗床の施工を行った場合、通常よりも工期が長くなりがちとなります。気温が低く塗料の乾きが遅ければ、自然と養生のための期間も長くなるものです。また夜露が発生しやすくなることから、1日の作業時間を長く取りにくくなることも、工期が長くなる理由といえます。
気温の高い時期なら1日で終わる作業でも、気温の低い環境では2日、3日・・・と工期が延びることもあるかもしれません。
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