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モノリシック工法とは、コンクリートと一体化して耐久性が高くコストパフォーマンスにも優れた床材として、工場・倉庫などで採用されている工法です。ここではモノリシック工法の特徴やメリット、モノリシック工法の流れを詳しく紹介します。
モノリシック工法は、コンクリート一体型工法とも呼ばれています。コンクリート打設時に材料を散布して、同時に施工を行います。下地がまだ乾ききっていない状態で施工するため、硬化後は下地と一体化した強固な床を形成するのが特徴です。
有機溶剤を使用していないため、室内の換気が悪い場所でも施工がしやすいでしょう。人と地球に優しい材料を使用しているとして、注目されています。またコンクリート打設時に同時施工を行うため、下地造りをする手間も費用も省けてリーズナブルな価格で施工ができます。
モノリシック工法は、コンクリート打設時に材料を散布するため、コンクリートと一体化した状態で施工します。コンクリートからの剥離がなく、高い耐久性が期待できます。
強度はコンクリートの4~6倍もあり、耐摩耗性も高いので寿命が長いです。長くメンテナンスをする必要がなく、長い目で見ると塗床にかける費用も削減できます。
床にはさまざまな重みがかかります。工法によっては重みをかけすぎる・強い衝撃を与えると、割れたりはがれたりして修復する必要がありますが、モノリシック工法は耐重量性・耐衝撃性にも優れているのが特徴でありメリットです。
そのため、重みがかかりやすく、強い衝撃を床に与える可能性が高い工場や倉庫などにも適しています。
広い面積を占める床の色次第で、空間の印象は大きく変わります。モノリシック工法はカラーバリエーションが豊富なため、好みの色・理想とする色で空間が演出できます。
コンクリートと同じセメント製品であるため、コンクリートと同程度の耐熱性を備えており、直火でも燃えることはありません。火を使う工場でも使用しやすいのが特徴です。
コンクリートを打設して、水平にならしながら下地を造ります。
コンクリート面に散布材を撒いていきます。機械撒きの場合は1回、手撒きは全量を2回に分けて行うのが一般的です。1回の場合は材料を散布したのちにすり込みをしますが、2回の場合は材料を散布してすり込み、さらにもう1度散布してすり込み、とどちらも2回行います。すり込みの際は、木ゴテや円盤装着機械ゴテを使用します。
数時間経過したのち、金ゴテを使って押さえます。さらに各種仕上げに応じて施工面を仕上げます。
夏場なら24時間、冬場なら48時間を目安にして気乾養生し、その後保湿養生を行います。養生期間は1~2週間ほどが基本です。
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